新卒で入社した会社も勤めていくうちに悪い面が見えてきてたり、キャリアアップのために転職したいと思うことも出てくるのではないでしょうか。では、実際に転職するのに適切なタイミングはいつなのでしょうか。
まず、異業種に挑戦したいのなら社会人3年目からが有利になります。一つの会社に長く勤めすぎるとその会社の色に染まっていると判断される一方で、社会人経験が3年以下なら経験が浅すぎると判断される傾向があるためです。その点、社会人3年目以降なら基礎的なビジネススキルを身に着けているとみられ、そのような転職希望者を積極的に採用している会社も増えています。
同業種でのキャリアアップをしたいのなら、社会人5年目前後がおすすめです。その仕事を行う人間としてその基礎をしっかりと身に着け、より応用的な仕事に挑戦できる年齢と考えられています。加えて若さと柔軟さを失っていないため、新しい職場ややり方にも比較的早く慣れることができるといわれているのです。
30代にもなると、比較的ポテンシャルを重視される20代の時と異なり、よりはっきりとしたビジネススキルと実績が求められます。30代前半では、即戦力としてすぐに現場で活躍できるスキル、さらに30代後半にもなるとマネジャーとして組織をまとめるスキルが求められます。年代ごとに求められるスキルは異なっていき、年齢が上がるにつれてマネージメントスキルを求められるなど、求められるスキルのハードルが高くなっていく傾向があるのです。